門脇瀬名が目を覚ますと、そこは見知らぬ教室であった。猿轡をされ手足を縛られ、その教室に閉じ込められていた瀬名は、自分がなぜこのような状況に陥ったのか身に覚えがなかった。それどころか自身の名前さえも思い出せずにいた。そこに護華養子と名乗る人物が、閉じられた教室の扉を開け瀬名を助けに来る。だが教室から出るとそこは『放課後戦記』という殺人ゲームが行われている非日常の世界であった。親しくなった者達が死んでいく中、瀬名は徐々に記憶を取り戻していくが、それは瀬名にとって決して良い現実ではなかった…。
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